FIRE暮らしの独り言

アーリーリタイア済み個人投機家の備忘録

「負け続ける投資家」からの脱却法

f:id:cuptan:20200809094741p:plain

コツコツドカン

勝ち負けという言い方をするのはあまり好きでは無いですが、国内外問わず思ったよりも投資成績が伸びない、または結局マイナスになってしまうという人は多いかと思います。理由はそれぞれあるのでしょうけれど自分が眺めている限り、殆どの人がピンチをチャンスだと誤解して投資しているから負けているんだと感じます。

よくある例で言えば「大きく上がったから売り、大きく下がったから買い」という手法。その判断が確固とした理論の基叩き出されたものなら良いのですが、殆どの方は雰囲気や直感で取引しているのが実情かと思います。わかりやすい例が先日金曜日の値動き。

f:id:cuptan:20200731150328p:plain

結果を見れば誰がどう考えても売りで触らないが正解だったのですが、多くの個人は「ここが今日の底」と決めつけトレードを行い損失を被ってしまい、こういった「余計な動き」を繰り返すことで折角積み上げていったリターンをすり減らし、被った損を取り返さなきゃ!とそこから生じた焦りでまた同じことを繰り返す負のスパイラルに陥り、トータルで負け続ける投資家に自ら進んでなってしまっているのでは無いかと思っています。

こういったイレギュラーな事態への対応力を養うことこそが「負け続ける投資家」からの脱却の第一歩です。先週金曜のような「誰がどう見たって異常だけど、どうすれば良いかわからない」動きの日は「参加せず静観」が正解です。しっかり値動きを見て、翌日からの動きを考えましょう。参加するとしても引けで単元だけ買ってみるとか、可能な限りディフェンシブで行くべきです。

過熱感にやられて自らも過熱する必要はありません。どこまでも冷静に機械的に、騒がしい周りに合わせてやる必要はどこにもありません。賑やかしは他の人に任せておいて、虎視眈々とチャンスを見つめましょう。