先週投稿した「今株式投資には手を出すな！」的記事が割と多くの方に見られていたようなので、もう少し具体的に何故静観が一番の得策なのかの話でもしていこうかなと。
まず相場を騒がせている相手が人ではないという点。話し合いで解決できない以上、あれだけ騒がれていた米中貿易摩擦やアメリカvsイラン相場の方が遥かに簡単です。
次に先行きが不透明過ぎて、誰も正解を持っていないという点。いつ終息するのか、ワクチンはいつ完成するのか、企業への影響の度合いは…。この記事を書いている段階ではハッキリとしたことはわかりません。基本的に相場の参加者は「不透明」を嫌いますので、わからないということは最大といっていいほどのリスクなんです。
大相場というのは総悲観の中に生まれやすいですが、今のようにダウが1000下げて1000上げるの繰り返しはハッキリ言って異常です。こんなのどんなプロだって誰も乗りこなすことは出来ません。ここが底だここが天井だと決めることは神様か未来人でも無い限り不可能なんです。仮に乗りこなせたとしても、それは単に運が良かっただけです。自分の大切なお金を運に任せるだなんて、それは投資ではなくギャンブルです。
どうしても何かしたい、指を咥えて見ることは出来ないというならば、ここで大金持ちになろう！という気持ちは捨てて、5年～10年という長いスパンで考え投資するものを選ぶと良いでしょう。大金をつぎ込むのではなく淡々と積み立てるか、今は静観し「誰もコロナや株価の話しなくなったね」というタイミングを待ちましょう。
まあでも、どんな状況にも迅速に対応できるように証券口座くらいは作っておいても損は無いかと思いますよ。
