歳を重ねるごとに趣味趣向というのはある程度固まるというか、狭まるような印象もあるのだが、漫画に関してはそれこそ学生の時よりも読むジャンルの幅が広がっている。
何かと揶揄されがちな異世界転生モノも読むし、あまり好きでは無いが喧嘩に明け暮れる若者達の物語とかも読む。日々新しい作品を探しているのだが、最近は「焼いてるふたり」という作品を読み始めた。
作品自体は知っていたのだがその時は読み込むには至らず、最近ようやく読み始めたのだがこれが結構面白い…というかかなり読者に配慮されている作りで、読んでいて全くという程ストレスが無いのがこの作品の魅力なんだなと感じた。
超絶有能美人と出会って速攻で結婚という、金田一蓮十郎先生の「ラララ」を彷彿とさせるとんでもねえ設定で、こんなことあり得んだろとは思うが、フィクションだから現実と照らし合わせるのはナンセンスというもの。こういうのは都合良すぎる位がちょうど良い。
人生には困難がつきもので物語としてそういう展開は作品の起伏になるのだが、このふたりを曇らせる展開というのは個人的には見たくない…笑。願わくばこれからもただただふたりの幸せをこれでもかという位見せつけて欲しい。