「思いつき」という言葉には幾つか用途があるようですが、今回は「ふと心に浮かんだこと」として使っていこうかと思います。普段通り生活している時何気なく、テレビを見ている時にふと…等様々なシチュエーションの中でアイデアのようなものは前触れ無く頭に浮かぶものかと思います。ただ、それをメモったりそれについて「あれ、これもうちょっと詰めれば使えるんじゃないか…?」と考えを巡らせたり、ふと浮かんだものとしっかりと向き合う人は案外少ないと思います。
恐らく大概の人は「思いついたところで今の自分じゃ技術じゃ実現出来ない」とか「自分が思いつくことは既に誰かも思いついていて、実用化されているな」というような感じで、自分の思いついたことに蓋をしてしまっているんだと思います。確かにその可能性は高いですが、ただやってみないとわかりませんし、頭の中で完結させてしまうのは勿体なく、めちゃめちゃ損しているかもしれません。
もしかしたらとてつもないアイデアかもしれない、という可能性がゼロじゃない以上、考えてみたり調べたり、世間に向けて発信してみても良いかもしれません。少なくともやって損にはならないかと。自分の思いつきをとりあえず肯定してあげることで、思いつく力も考える力も調べる力も付きますしね。世間に発信することで文章力だって鍛えられるかもしれません。ね、結構自分にとってもプラスになるので、どうせ…と言わずやってみましょう。
とはいえその場で熟考したり調べたりすることは出来ないシチュエーションも多いかと思いますので、思いついたことはとにかくメモりましょう。ただ、「キャップが落ちないペットボトル」というような感じで簡単な一文にしてしまうと、後で見返した時に完璧に思い出せるかに多少不安が残るので、出来れば一文だけでは済まさず、可能な限りの詳細をその時感じた熱量のまま書くと良いです。書き殴る位気持ちが筆に乗っていれば、後で見返した時にその熱量も引き継いでそのアイデアをより具体化させやすいので、是非。