先日発売となったPS4用ソフト「DAYS GONE」
ゴールデンウィーク前の大作ということで気になっていた方も多いかと
思いますが、昨日クリアしましたので感想でも書こうかと思います。
良かった点
- フリーカーのワラワラ感
- 美麗なグラフィック
- 広大なオープンワールド
悪かった点
- フリーカーの怖さが皆無
- キャラクターやストーリーの魅力が薄い
- 作業感が否めない
クリアまでは26時間程度。
最初にE3でプレイが公開された時の興奮がピークであり、
延期を重ねPVやプレイ動画が公開されるたびに恐らく多くのゲーマーが
抱いたであろう不安は的中してしまったな…という感じでした。
ありえない数のゾンビ(フリーカー)から逃げ回り、時には立ち向かい
興奮と感動の連続なゲーム性が売りなのかと思いきや、フリーカーは
ストーリーや世界観の味付け程度であり、結局の所銃持った人間が
一番怖いんだぞというお決まりの内容に収まってしまっている所が
非常に残念で仕方が無いという思いでいっぱいです。
肝心なストーリーもカットシーンが多く冗長でありがちな内容となり、
魅力的なキャラクターが少ない為か、ゲームをやっているというより
見せられている感じでイマイチ入り込むことが出来ませんでした。
本作の目玉…だと自分が勝手に思っていた大量のフリーカー戦も
最初こそ新鮮で楽しく感じたものの、案外簡単に制圧できてしまい
物語途中から登場する特殊なフリーカー戦や対人戦に関しても
プレイヤーのアクションが優秀な為かダッシュして距離とって撃って、
近づかれたらローリング回避してフォーカスで狙い撃ち…なんていう
ド安定な戦略でラスボスまで駆け抜けることが可能なので
理不尽さが薄いという良さを感じつつも、物足りなさが目立ってしまいます。
開発者インタビューや記事等を読んでいないので
このゲームの開発経緯や目指すモノに関してはわかりませんが、
オープンワールドを作り上げるところで力尽きてしまった印象を受けます。
反面、緻密な世界をあてどなくバイクで旅をするのは非常に楽しく癒やされます。
楽しくない、というわけではありませんが
昨今のオープンワールドゲームで感じる空虚さ、改善すべき部分や課題を
本作でも感じてしまい、量産型オープンワールドゲーム感が否めないのが残念でした。
繰り返しになりますが、面白くないというわけでは無いですし
感想は人それぞれなので、気になった方は是非ご自身でプレイしてみて下さい。