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犬を飼う前に覚悟しておきたい「老犬介護」の大変さ

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近所に住む方からご挨拶され、何事かと思いきや
飼っている愛犬の認知症が進行し、夜鳴きが多くなってきたので
昼夜問わずご迷惑をおかけするかと思いますが宜しくお願いしますとのこと。

自分の幼少時から一緒だった愛犬を介護した経験があるので、
お気になさらずとエールを送りましたが、いやあ大変ですよね。

前日まで非常に元気、または何時も通りだったのに
寝て起きたらスッといなくなっているとか、急に容態が急変して一気に。とか
夜鳴きをする犬もしない犬も様々。

自分が経験したのは数日に渡って夜泣きや情緒不安定が続き、
やっと落ち着いたかと思いきや、そのまま静かに息を引き取ったという流れでした。
亡くなる半年前位から体力がガクッと落ちたので心配でしたが、17年も生きると
もう相当の高齢ですからね。覚悟はしてましたが実際立ち会うとショックは大きかったです。

人間の介護と違うのは言葉が交わせない為の意識の違いと言うか
犬が何を考えているのかわからないので、何をして欲しくて何をして欲しくないのか
どういう対応を取るのがベストなのかがわからず焦りが募るところですね。
ある程度は経験で把握できますが、結局正解は犬の中にしか無いのと、
認知症が進行しているのでその正解に関してもかなり曖昧になっているところです。
理解できない、してやれない悔しさってのは介護する側は結構なストレスで
覚悟はできていたとしてもやっぱりストレスは貯まります。

夜鳴きに関しても、何かして欲しくて鳴いてるというより
鳴きたくて鳴いてる感じなので、鳴き止ませるのが一概に正解とも言えないので
この辺は赤ちゃんの夜泣きの対応よりも数段大変だった記憶があります。

寝たきりになってしまうと排泄を促したりする必要もありますし
飼い始めた時には想像もしていなかったような大変さがいつか必ずやってくる
ということを念頭に、動物の飼育の検討をして頂きたいなと思います。

犬に限らずペットと暮らすのは本当に楽しいですしかけがえのないものなので
飼う余裕があるならば自分はペットを飼うのをオススメしたいのですが、
こういった大変なことも勿論起こりますので、一つの「命」と
最後まで付き合う覚悟と責任は必要だということを知っていて欲しいですね。

是非、飼う前にペットといる楽しさと同じくらい、つらさ大変さを綴った
体験談やブログ、書籍等に目を通すことをしてみてください。