FIRE暮らしの独り言

アーリーリタイア済み個人投機家の備忘録

ジェンダーの問題は「商機」じゃない話

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邪推かなあ

不公平、不平等、偏見等ジェンダーに基づき関係する問題に対しての取り組みはまだまだだとは思うが、世界的に前進しようとする流れがあるのは素晴らしいことだと思う。

自分はジェンダーに基づく差別等を感じたことは無いが、感じたことが無いことが問題なのではと思ったり、失礼な態度を取らないよう極力気を付けているつもりだが身を持って実感しないと真に理解してあげられないのではと思ったり、無力さを感じる。

でも一人ひとりが変わらなければ問題はいつまで経っても解決しない。だからこそ絶大な「力」や「影響力」を持つ企業や個人が先陣を切って取り組んでくれるのは良いことだと思うのだが、どうしても「ビジネス」感が拭えないものが多い。

何かを褒める時に他の何かを貶す必要は無いのだが、どうもそういった表現が多い。同じ思いをさせるというのは時に必要だとは思うが、それ「だけ」に偏ってしまうと結局溝が深まるばかりでいつまで経っても問題は解決しない。

流行ってるからとりあえず声上げとけとか思っていないだろうか?そうしたことで得た「支持」はものすごい勢いで拡大するが、非常に脆く明日まるごとひっくり返る可能性だってある。そんなことで企業に潰れてほしくは無い。

コロナという全世界共通の問題に直面し、互いに同じ思いをし無力さを感じたであろう今こそ、対立の溝を深めるのではなく手を取り合い、互いを高め合うチャンスでは無いのだろうか。

力を持つ人々には是非真摯に、本当に心の底から「解決したい」という気持ちを原動力に動いて欲しいし、自分はそういった人々や企業を応援したいし、付いていきたいと思う。