以前「BASE NOODLE」という完全栄養食品についてレビューしましたが、
今回はあの日清食品さんから発売した「All-in NOODLES」について
全種類食べ終えての感想でも書いていこうかと思います。
多少ですが、「BASE NOODLE」との比較もしていこうかと。
- 麺について
「麺」に関しては定評が無い筈が無い日清食品さんですから、
勿論美味しくないといういうことは無く、しっかりと「麺」してました。
BASE NOODLEは独特のモチャモチャ感がありましたが、こちらは
カップ麺の麺に近く、食感で言えばAll-in NOODLESに軍配が上がるかと。
麺自体は梅や紫蘇のような少し酸味のある香りがしており、
そのまま何も付けずに食べても見ましたが、少し塩気があるものの、
クセはあまり無く、食べやすいなという印象を受けました。
まあでも素で食べるなら雑穀のような香ばしさがあるBASE NOODLEかな。
- 味について
今現在販売されているのは、「卵黄だれとラー油をきかせたこく旨油そば」
「ごま香る濃厚坦々まぜそば」「パクチー香るトムヤムまぜそば」の3種類。
どの味も食べてみましたが、非常に味が濃く塩分が強すぎると感じます。
素で食べた時はそこまで感じないので単純にタレの味付けがしょっぱ過ぎるかと。
麺自体にクセがあって、それを打ち消す為の味付けなのかもしれませんが、
前述の通り麺自体はそこまでクセは無く食べやすくなっているので
正直ここまで濃くしなくても良いのではと思います。自分は割と濃い味好きですが
そんな自分でも濃いと感じたので、人によっては辛い塩気かもしれません。
なので、ソースに関してはBASE NOODLEの方が確実に美味しいと思います。
- 調理の手間
BASE NOODLEが茹で時間3分に対し、All-in NOODLESは茹で時間4分。
カップで作る場合は熱湯で6分なので少し長いですが、お皿を用意したり等の
手間を考えると、どちらも同じかと思います。カップに関しては色々工夫して
この形状なんだとは思いますが、こんなに大きくする必要があるのか疑問ですし、
フタもこんなに凝らなくても良いのではという気がします。
カップ版の麺も袋に入れず、カップラーメンやカップ焼きそばと同じような
パッケージにしても問題無いと思いますし、それによって多少のコストダウンも
図れるような気がするのですが、素人考えでしょうかね。
- 食べごたえ
カップの大きさに対して麺が少なめに感じましたが、腹持ちは悪くないですね。
BASE NOODLEはそのそも量が多いので、こちらは満足感は申し分無いですが
All-in NOODLESも同じくらいの満足感を得ることが出来ました。
余程の大飯食らいでなければ、これ一杯で良いと思います。
お昼ごはんなんかをAll-in NOODLESに置き換えてみるのも良いかもしれませんね。
- 最後に
勿論普段我々が食べている「麺」の方が美味しいとは思いますが、
流石日清食品さんという感じで、ホントにこれ栄養全部入った麺なの?と疑いたく
なる位、非常に完成度が高く、もう少し改良を加えることが出来れば
他の麺と遜色ないレベルになるような気がして、非常に期待が出来る気がします。
ですが、前述の通りタレの濃さであったり、カップのサイズや形状など
改善してほしいなと思うことも幾つかあるので、大手を振ってオススメとは
言えないので、是非とも改善改良を頑張って欲しいなと思っています。
カップ麺は栄養を考えるというよりは、空腹を満たすものという感じなので
そんなカップ麺でも栄養が取れるんだよというのは嬉しいですし、
世間に広く周知して貰えれば、爆発的に流行る可能性もありますので、
もっと色んな方に知ってほしいですし、少しでも貢献できたら幸いです。
災害時の非常食という方向のアプローチも良いかもしれませんね。
とりあえず現段階では「All-in NOODLES」と「BASE NOODLE」のどちらにも
良さがあるので、どっちが良いということは無いですね。
どちらも応援しているので、完全栄養食品というジャンルを探求して欲しいです。