FIRE暮らしの独り言

アーリーリタイア済み個人投機家の備忘録

謎のNFTアーティストを演出してみて思うこと

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やってみよう

「NFT」というものは随分と前から存在していたようだが、「NFTアート」を認識したのは今年から。何度も解説を読み、メディアの記事もチェックし、出品されているアートも閲覧させて頂いたが、「なんでそんなに高値になるのか理解出来ない」というのが正直な所。

アート自体に造詣が深いわけでは無いので単に目が養われていないのだとは思うが、それでも匿名掲示板で見るような狂気じみたコラ(加えて著作権ガン無視)に1000万以上の値がつけられるはハッキリ言って異常だと感じた。ここで名画とされるものを目にして誰もが一度は思うであろうある考えが頭をよぎる。

「これ俺でも出来るんじゃね?」

ということで

実際NFTアーティストとして活動してみることにした。NFTと銘打ってはいるけれど実際はデジタルアートを制作し、NFTとして出品する予定があることを匂わせる…という感じで、匿名で謎めいて、誰ともコミュニケーションを取らないというキャラクター付けをして毎日のように作品を投稿してみることにした。

使用言語は英語、戦場はとあるSNS。作品は自分が趣味で撮り溜めた写真をベースにフォトショとイラストレーターを駆使し「アートっぽく」仕上げたものを使用。始めてから三ヶ月、イチから始めたアカウントは現状、フォロワー数は2000を越えた。コメントは多い日は50件くらい。

詳細は省くが、作品によっては1イーサ辺りなら売れそうな感じ。ウルトラミラクルが起こって石油王辺りが「好きな金額を言って見給えよハハッ」って話しかけてくれない限りは現状売る気は全く無いのだが、自分のような人がいとも簡単にアーティストを気取れる現状はやっぱ異常じゃないかなあと思うんだよなあ…

NFTの取引自体はピークを過ぎたような報道も出ているので、現状の狂乱とも呼べるブームが過ぎ去り、皆が仮想通貨然り改めて価値を見直し冷静になってからが勝負な気がする。

まあありえない話だが、ミラクルが起こって海外でバズったりしたら「実はあれ俺だぜ」ってブログ書こうかな。それまでは「謎」として飽きるまで続けていこうかな。