FIRE暮らしの独り言

アーリーリタイア済み個人投機家の備忘録

上場廃止銘柄でマネーゲームをする際の注意点

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[3606]レナウンが破綻し上場廃止となるようで、この記事を書いている段階ではどういった値動きになるかはまだわかりませんが、恐らくお金の取り合い「マネーゲーム」が始まることが予想されます。廃止まで20日ほど時間がありますが、数日は寄らない気もするので実質戦えるのは2週間程しかないのかなと思っています。

上場廃止のマネーゲームとなると、直近で思い浮かぶ規模の大きなところで言えば「タカタ」ですかね。確か1週間程度で株価10倍「テンバガー」を達成した記憶があります。1株15円から150円位まで値上がりしたので、とてつもない利益を上げた人も少なくないのではと。自分は75円位で「もしかしてこれいけるか…?」と悩みましたが、結局手は出しませんでした。

理由は基本的にMBO等目的があっての廃止ではなく民事再生法を申請という「負の上場廃止」であること。銘柄の価値がどんどん下がっていく状況である以上、買おうという気がどうしても起きなかったのです。あまり好きな例えでは無いですが、大きなリターンが期待できようとも、日に日に何の価値もない「紙くず」になっていくものに自らのお金を使い手を出すのはあまりにもリスクが大きすぎてオススメは出来ません

お金を増やすにはお金を減らさないことが基本ですからね。やることはデイトレードやスキャルピングと同じだから、昨今の流行りのバイオやマザーズ株で遊ぶのと変わらないんじゃ?という気持ちもわかりますが、上場廃止という絶対的な死が待ち受けている以上、危険度は跳ね上がります。バイオ株はいつか跳ねるかもしれませんが、廃止になった株は価値ゼロなので跳ねることは二度とありません。

なので基本的には触らないが鉄則です。どうしても触りたいなら売らなければいけない人達の売りが一巡して、本当のマネーゲームと化してからか、スポンサーの登場や再建に名乗りを上げる企業の登場といった銘柄にとってミラクルな材料が出たときだけに限定しておくと良いかと。

個人的には震源地を狙わず、皆がゲームに夢中になっていて商いが低調になりつつある間に、人気化しやすい他の銘柄を仕込んでおく方が勝率は高いような気もしますけどね。