例えばAという映画があったとして、面白いと思う人もいれば面白くないと思う人もいるのは当然だし、どのような感想を抱いたとしてもそれは自由なので、どちらが良い悪い正しい間違いということは決して無い。
それと同じく、どのような事であっても人それぞれ思うことはあるだろうし、色々な考えがあって良いはずだ。別に立場がどうであれ言いたいことは言ったって良いと思う。
ただし、首を突っ込むならばそれ相応の覚悟と理解を持って臨むべきだし、言いっ放しは許されない。中途半端な理解と覚悟で首を突っ込むのは、自分と自分の周りを傷つける可能性が高いからだ。皆がその話題に触れているからって、自分もそれについて触れなければならないということは決して無い。
話題に対して反射的に触れていないだろうか?もしそうならばそれは心のブレーキが効いていないと思う。日常生活でもそうなのか?多分違うだろう。しっかりブレーキを効かせているはずだ。ならば何故SNS上ではそのブレーキは壊れてしまうのだろう。SNSだって現実なのに。
どのような内容であれ、目にしてまずすることは他の人の反応を見ることではなく、しっかり調べて自分がそれについてどう思うか考えることだ。まず自分なりの答えを出し、それを持って他人の考えに触れ、答えを更に昇華させていけば良い。
残念ながら今SNS上で行われていることは協力して答えの城を築くことでは無く、「誰かが組み立ててくれるだろ」と無責任に材料をただ放り投げているだけに感じる。
ハッシュタグを積み重ねても、恐らく世界は変わらない。それはただの一瞬の祭りだろう。本当に世界を変えたい良くしたいと心から思うならば、呟くだけで終わってしまうのは勿体ないよ。
