日本では未だに「投資」というものの印象は芳しく無く、危険なものという印象ばかりが独り歩きしていると感じています。お金は生活と直結する為慎重になる気持ちはわかりますし、まあ現状凄い儲かった話か凄い損した話という極端なエピソードばかりが散見されますし、胡散臭いおじさんがろくろ回して語っているような画像ばっか出てくるのでそりゃ一般に浸透はせんわなと。この辺りは投資メディアや証券会社ももう少し頑張るべきだと思いますが、そんな状況を打破すべく最近じわじわと浸透してきている「少額投資」について現役の投資家として思うことでも書いていこうかなと。
少額投資のシステムについての説明は各サービスを自分で興味を持って見て欲しいのでここでは省きますが、ああいったサービスで大きな財を成すことはかなりハードルが高いです。ほぼ無理なんじゃないですかね。あくまで銀行の金利以上に増えれば良いや程度に考えておきましょう。大きなリスクを取らなければ大きなリターンは得られませんので、少額で更にリスクを分散するような投資構成となっているサービスで得られる利益は雀の涙程度です。儲からなくたって文句は言えません。
現役投資家としては、こういったサービスの台頭で投資に対するハードルや偏見が瓦解し参加者が増えるのはウェルカムですが、なんちゃって投資家は増えてほしく無いです。そういった方はいたずらに揺さぶられて結局プラマイゼロもしくはマイナスで退場となることが多いので、結局参加者は増えず相場にとってもマイナスですしね。何でもかんでもお任せで投資をやってる気になってるだけにはならないよう、サービス側でも少額投資から入った人を最終的に自分で考え行動できる投資家として育て上げるような工夫が欲しいです。学習アプリの面もあるサービスだってあっても良いんじゃないかな。