FIRE暮らしの独り言

アーリーリタイア済み個人投機家の備忘録

知りたいことだけ教えてあげれば良いんじゃない?

f:id:cuptan:20200216200403p:plain

会話って難しいですよね。永遠に必勝法なんて編み出せないような気がしますが、楽しませたい!というような相手を想う気持ちは大事ですし、常に向上を目指すのは素晴らしいことじゃないかなと。ただし相手を想うあまりひとりよがりに傾き、会話をしているようで相手に言葉を押し付けちゃっているようではいけません。

何かを聞かれた時なんかは特にですね。「この映画は海外では有名なの?」って聞かれたら基本「うん、そうみたいだよ。面白いんだってさ」程度の情報で充分なんです。聞かれてもいないのに「あの○○の制作陣が再集結してね、メインキャストにはオスカー常連の演技派△△を据えてね…」とか語りだすのは、やらない方が良いです。ただ単に情報を押し付けているだけですからね。ある程度仲が良かったり、会話を続けたいという意思があるならばそこから会話が発展したりも望めますが、そうでない場合は気をつけましょう。

とはいえそういった踏み込んだ語りが正解の場合だってあります。判断する材料は人柄表情声色声量シチュエーション等、見渡せばヒントは幾らでも転がっているので都度都度最適と思われる選択肢を選びましょう。そういった気付きの力を鍛えておけば例えミスった場合もリカバーが迅速に行えますしね。そんな会話ごときに神経質にならんでもという気持ちもわかりますが、誰しも失敗したくない時というのはあるかと思うので、日常的に鍛えて備えておくに越したことは無いですよ。

個人的には「情報を小出しにして反応を見る」のもオススメです。題材が映画であれば観たくなるような情報を少しだけ足して、反応が無ければ「あ、そこまで興味はなさそうだな」で撤退です。どうしても語りたい話したい欲が抑えられないようであれば我慢しても仕方ないので、相手の興味を自由自在に向けさせることが出来る位の話術を磨くしか無いですね。ただしそういうのは応用なので、基礎が出来ていないうちから会話術なんて銘打った本を読んで出来た気になっていると絶対面食らうので、実戦あるのみです。まず向き合うべきは活字ではなく相手ですよ。

会話は、とぎれていい ―愛される48のヒント

会話は、とぎれていい ―愛される48のヒント