スマホを使った少額投資が徐々に普及しつつあるようですね。そういった投資スタイルについての話は後日することにして、投資の世界にいる有名,著名投資家のお話でもしようかなと。どの世界にも名が知れ渡った方々は居るものですが、こんな疑問を抱いた方も居るのでは無いでしょうか。「凄まじい利益を上げてお金持ちになったのなら、わざわざメディアに露出する必要はあるのか?宝くじ1等に当選した人と同じで、出来るだけ隠して生きた方が良いんじゃないか?」そうですね。もっともな意見だと思います。
自分がお金持ちであるということを世間に周知させるのは、多少なりリスクを負うことになります。身の危険に繋がる可能性も加味すれば、死ぬまで隠した方が懸命です。それでも自ら進んでメディアという不特定多数の人に見られてしまう場所に現れる人が後を絶たないのは一体何故なんでしょうか。
実際利益も上げておらず架空のお金持ちで、名を売って商材を売る人だったり、メディアに依頼されたり作り出された広告塔な人も中には居ると思います。本を売ったりする方が相場で稼ぐよりラクですしね。ただ、本当に莫大な利益を上げている人も居るのは事実。そんな人達が露出する理由は幾つか考えられますが、主な理由は「幾ら稼いでも埋めることが出来ない乾き」にあると思います。
実際投資をやって成果を上げてみればわかりますが、結局の所お金とは言え数字が変動するだけなので、最初の頃こそ「やった!」とか成功体験に喜びを得ることが出来ますが、成功を重ねるとそういったものは薄れていきます。相場では感情を極力出さないことも利益を重ねるコツだったりするので尚更。
莫大な利益を上げるという凄いことをしているのに喜びを感じ辛く、かつ誰かが褒めてくれるわけでもないので、懐が潤うのと反比例して心は乾いていきます。その乾きを潤すために世間に自分を認知させ、名声を得ることでお金を稼ぐことだけでは決して得られることの出来ない何かを求めているんだと自分は思います。
勿論全員がそうでは無いと思いますが、経験上相場と向き合うと心は乾きやすくなってくるので、投資を頑張ろうとしている人は「お金だけが全てでは無い」ということをしっかりと心に留めておいて欲しいですね。自分ですか?返信するのが面倒だったんで1回ブログに「イナゴ量産に手を貸す気はありません」みたいな文言を書いたらパッタリ連絡が来なくなりました…笑
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