人が生きている限り「労働環境」というのは永遠のテーマの一つで、完璧な答えなんて見つかりはしないのではと思いますが、それでも改善しようと努めることを怠ってしまうと何時まで経っても変わらないので、様々な取り組みや動きが見られるのは良いことだと思います。ただ最近は「休み」にばかりフォーカスされているような気がして、それはちょっとどうなの?と思ったりします。
休みが増えるのは嬉しいことだと思いますが、休みを増やしたことによるしわ寄せが必ず来るでしょうし、働く人々の心の健康には良く作用するとは思いますが、慣れてしまうと多くの人々は更に休みを求めたり、今度はお金がもっと欲しいとか要求がエスカレートするだけで、ただただ甘やかすだけになってしまうでしょう。
労働環境を改善し、その結果時間を作れるようになったから福利厚生の一環として休みを増やすといったものであれば良いと思いますが、ただ乗っけるだけじゃ表面上良くなったように見えて、実際は負担が増えるだけだと思います。真に労働環境を改善、働き方を改革したいのであれば企業の努力も勿論必要でしょうが、それ以上に働く一人ひとりが自分が働く環境の改善に向けて努力する姿勢が大事だと思います。積極的に意見を交わすことが出来る空気づくりが出来ると良いですね。