FIRE暮らしの独り言

アーリーリタイア済み個人投機家の備忘録

偽ブランド品を買う=お金がないに結びつけるのは如何なものかと

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発端はとある方の呟きのようですが、最近中国では偽ブランド品が売れなくなってきているようで、ただ代わりに日本の若い子には飛ぶように売れるようになっているといった記事を見かけました。その中では本物を買うお金がないといったことや経済力、ひいては国についても言及されていましたが、勿論無関係とは思いませんが偽ブランド品を買うことと経済力が無い、お金がないことを結びつけるのはちょっと飛びすぎかなと思います。

まず偽物だと知らないという点。若いうちからブランド品の目利きが出来る人なんて中々居ないでしょう。もし偽ブランド品の精度が上がっているならば尚更。またそもそも偽物だとか本物だとかはどうでも良くて、イイ!と思ったから買っただけというのも考えられます。こういう人は結構居るような気がします。日常でそれ偽物じゃんダッサ…とか指摘してくる人もあまりいないでしょうし、当人が気に入って使えてるんだから問題は無いですよね。

若い人ってのもポイントで、そういった年頃の子達は高すぎる理想と現実のギャップに悩んで、敵わない叶わないと思いつつも、それでも妥協して見えを張るものです。この辺りはSNSの日常化により昔より随分と増えてきているかと思います。良いか悪いかはさておきですが、そんな人達にとって偽ブランド品というのはある意味心の拠り所なのでは無いでしょうか。

本物であることに価値があるというのはもう随分と曖昧で不確かなものなのかもしれません。もし自身の価値を守りたいと思うブランドは今以上に危機感を持たないと、いつか偽物に食われてしまう時代が来るかもしれませんね。