そう言えば更新してないなと思いだしたので第五段。
今回は決算跨ぎについてお話していこうかと思います。
そんなん当たり前だろという気持ちもわかりますが
本シリーズでは基礎中の基礎を話すことが醍醐味となっているのでご了承を。
この記事を書いている時期は大手の決算が密集している週で
好決算が期待できる銘柄を保有して決算発表日を跨ぎ、値上がりしたら売る
という動きをしようと考える人も多いかと思います。
銘柄によっては翌日大幅に値上がりしたり、ストップ高になる場合もあるので
非常に魅力的ではあるのですが、逆もありえるということ。
というか昨今は値下がりすることの方が多いです。
最近の相場はとにかく先を先を見据えるのがトレンドとなっており
今の決算がどんなに良くても、来季はわかんないよね?で売り、
じゃあこれで材料出尽くしだから売るね…で値下がりなんてザラにあります。
どんなに「良い銘柄であっても」です。
なので自分は目論見が当っていたり、どうやっても良い銘柄で決算も良いだろう
という銘柄であっても基本持ち越しはしません。
逃した魚は大きいという場合もありますが、相場で安定して儲けるコツは
「極力損を少なくする」ことなので、ギャンブルをしなかったことで
元手にダメージが無くて済んだと捉えるようにしています。
先程「基本」持ち越しはしないと言いましたが、比較的勝率の高い例外もあって、
もう既に下方修正が発表済みから暫く経っていたり、もう業績がイマイチなことが
市場参加者に広く伝わっている場合は、材料出尽くしということで
翌日から「もう悪材料消化したし安心して買えるな」と判断した投資家達が
ドンドン買っていき上昇するなんて場合もあります。
まあこういうのは大手の銘柄に限りますけどね。
といいつつも基本はやっぱり持ち越しはしない方針なので
IPOセカンダリのように、後追いで買ったり売ったりするのが
賢い方法かと思います。利益は薄くなってしまいますが比較的安全です。
決算のスケジュールについては必ず把握しておきましょう。
保有している銘柄は当たり前ですが、同じ業種の決算もしっかり見ておかないと
同じ業界という括りで売買に巻き込まれたりするので注意です。
まあ超長期投資家には関係の無い話ですね…笑