「サトコとナダ」が面白くてためになる漫画だった

親友(ルームメイト)はイスラム美女子！？
なんて帯の謳い文句、興味が湧くに決まってるじゃないですか。
まんまと買っちまったんですが…これはとても良い本でした。

開幕からいきなり怒られそうなことを書きますが

自分は「イスラム」というものに
多少なり恐怖心のようなものを抱いていました。
日本で報道されるニュースを追っているだけだと「～で争いが起きた」とか
事件的なものしか目にせず、なんだか過激でおっかないなという印象を持ち
近づいたり深く理解するのを疎かにしてしまっていました。
情けない話です。理解しようとしないからこそ怖いってのにね…

…この漫画を読んだことで、だいぶ印象が変わりましたし
理解が深まったことで恐怖心のようなものはどこかに消えていきました。
ムスリムの方々と知り合う前に読んでおいてホントに良かった…笑

ためになる内容もそうですが

サトコとナダの何気ない日常も面白く
彼女たちを取り巻く人々達も魅力的でいいなと思いました。
いわゆる漫画的な濃いキャラクターというわけでは無く、何だか
現実にもこんな人いそうと思わせるさじ加減がちょうどいい気がします。
みんなモデルがいるのかな？

作者の方は巻末で

「あんまり絵が上手くないのに…」的なことを言っていましたが
お話の内容がスッと入ってきて理解もしやすいのは
この絵のおかげでもあるんじゃないかと思ってますよ俺は！

大枠にとらわれず個々を理解する大切さみたいなものを再認識できたので
この漫画は普段漫画を読まない人にも推していきたい。
作者の方がそのうち講演会とか呼ばれたりして広まりそうな気もする…

しかしこの漫画読んでると無性に出かけたくなってきますね。

サトコとナダ 1 (星海社COMICS)