某事件の影響で久しぶりに「人脈」という言葉を耳にしましたが、
個人的には可能な限り胡散臭くて聞きたくない単語ですね。
勿論言葉自体には何の罪も問題もありませんけど。
人脈形成という行為自体は別の何の問題もありませんが、
それを行う前にまず、自分自身が相手と繋がるに足る人物になるのが先。
だと思っています。人脈と言っている時点でメリットを求めている
わけですし、相手にもそれ相応のお返しが出来ないのであれば
そもそも貴方と繋がるメリットがありませんし、繋がったとしても
たまたま貴方の友人とその人が仲良くなりたかっただけで、
その為に利用されて適当な所でポイされてしまうなんてこともザラです。
人脈というのは自分が目標に向かって進む先々で勝手に形成されていく
ものなので、そもそも追い求めるものでは無いというのが自分の考えです。
手持ちがなく魅力もイマイチの状態からでも、熱意と努力さえあれば
必要な人物達は自然とあつまってくるものなのです。
また、下世話な話ですが、人脈というのは儲かります。
だからこそ追い求める人が後を絶たないんだと思いますが…。
でも、儲かるということは良い人だけでなく悪い人も狙っているわけで
人脈形成だけに必死になっていると、遅かれ早かれ必ずそういった人達に
出くわすことになり、判断をミスればきっと悲惨な結果に終わることでしょう。
人と知り合うということは良いこともあり、悪いこともありです。
世間の人々は自分の思い通りに動く人形では無いので、イレギュラーなことばかり。
手を広げすぎると、いつかその広さが把握できなくなり、
把握できない場所から思わず被害や問題が起きたりするものです。
だからこそ知り合う人は出来るだけ少なく、信頼に足る人物を選ぶべきです。
少数精鋭、良い言葉です。
自分も誰かの精鋭に数えて貰えるよう努力を怠らないようにすれば
きっと良い「人脈」が得られると思うので、頑張って欲しいです。
