自分でも理由は良くわからないのですが、
小さい頃は言葉より先に涙が出る子供だったことを覚えています。
嬉しくても悲しくても涙が先。
感情を乗せる言葉を発するとなると必ず涙。
そんな子は自分以外居なかったので、自分はおかしいんだと思い
何とか涙を抑えて言葉を出そうと努力してみたものの
結局涙は出ちゃうのでどうしようも無く、男は泣かないもの
という固定観念もあって、言葉を出そうとして涙が出るのなら
喋らなきゃ泣くこともないなと思い、全くとは言いませんが
いつしか必要最低限の言葉以外を発さなくなりました。
そんな時に真剣に自分と向き合ってくれたのが当時の担任の先生。
女性ながら非常に熱い教師であり、時に厳しく時に優しい人でした。
言葉は無理に出さなくても良い
喋れるから良いってことでも無い
涙は別に悪いものじゃない
流せる時に流せるだけ流せば良いじゃん
放課後の教室に二人。
手を握って熱く語ってくれたのを昨日のように覚えています。
あの時の言葉に随分救われたものです。
先生元気かなあ…？
